ニューヨークを代表するアルバムBEST50
ニューヨークの人気フリーペーパー「Village Voice」が The 50 Most NYC Albums Ever と紹介したアルバムコレクション。その中から、きになる作品をピックアップしました。
44位:West Side Story – Original Cast Recording (1957)
ワシントンとフィラデルフィアでのトライアル公演後、1957年9月26日にマンハッタンのウィンター・ガーデン・シアターでブロードウェイ初演が行われた。演出・振り付けはジェローム・ロビンズで、この上演によりその年のトニー賞最優秀振付賞を受賞しています。キャストのほとんどは当時無名の新人だったそうです。
42位:Simon and Garfunkel – Bridge Over Troubled Water (1970)
ニューヨークで生まれ育ったポール・サイモンと、アート・ガーファンクル。このアルバムは1970年代のベストセラー作品。
41位:Mountain – Climbing (1970)
1969年のウッドストック・フェスティバルにも出演した、70年代のハードロックを象徴するバンドのひとつ「マウンテン」の実質バンドデビュー作。映画「バニシング・ポイント」の挿入曲にも使用され、カウベルが印象的な「ミシシッピ・クィーン (Mississippi Queen)」を収録。
40位:Bob Dylan – The Freewheelin' Bob Dylan (1963)
ボブ・ディランが暮らしたグリニッジビレッジのジョーンズストリートを背景に、当時のガールフレンド「スーズ・ロトロ」との2ショットが印象的。代表曲「Blowin' in the Wind」を収録。
38位:Richard Hell and the Voidoids – Blank Generation (1977)
テレビジョンのオリジナル・メンバーであり、オリジナルニューヨーク・パンクの重要人物のひとり。メンバーには後のマーキー・ラモーンも参加している。
37位:Billy Joel – 52nd Street (1978)
ビリー・ジョエルの代表作で、グラミー賞アルバム賞を受賞。このジャケットは 52nd street x 7thAveの場所とのこと。
36位:Saturday Night Fever – Original Motion Picture Soundtrack (1977)
ブルックリンの騒がしい背景、地下鉄の雑多な雰囲気。
ニューヨーク以外にこの映画の世界がリンクする場所があるでしょうか。
35位:Lady Gaga – The Fame (2008)
レディ・ガガこそ、ニューヨーク生まれの新しいヒーロー。
32位:John Lennon and Yoko Ono – Double Fantasy (1980)
ニューヨーク・セントラルパーク西のダコタハウスでジョン・レノンは糾弾に倒れたのでした。
それはダブルファンタジーの発売から1ヶ月も立たない12月8日でした。
31位:Andrew W.K. – I Get Wet (2001)
パーティーバカによる「I LOVE NYC」収録。
25位:New York Dolls – New York Dolls (1977)
トッド・ラングレンをプロデューサーに迎え収録されたニューヨーク・ドールズのデビュー作。
22位:Cro-Mags – Age of Quarrel (1986)
アグノスティック・フロントと並んでオリジナル・ニューヨークハードコアのカリスマ、クロマグス。メンバー間の確執はあったものの、その音楽性は現代のブルックリンあたりのパンクシーンに引き継がれている。
19位:Lou Reed and John Cale – Songs for Drella (1990)
アンディーウォーホールという、ひとりのメンターのもとに集まった両者。
18位:Sonic Youth – Goo (1990)
ニューヨークのカリスマ、サーストン・ムーア率いるオルタナティブロックバンド、ソニック・ユース。サーストン・ムーアはブラックメタルバンドに加入し(!?)、キム・ゴードンはノイズ系アーティストとコラボレーションを行うなど、ソロ活動も活発。
16位:Madonna – Like a Virgin (1984)
1980年代初頭のニューヨークのダンスクラブ・シーンに登場し、1982年にデビュー。1984年に、シングル「ライク・ア・ヴァージン」が大ヒットし、マドンナは一躍世界的なメガスターになる。
15位:The Strokes – Is This It? (2001)
ニューヨーク発、ギターロックバンド
ホワイトストライプスやバインズのようなガレージバンドで括られていたが、いまはオリジナルなスタイルを確立している。
14位:Rolling Stones – Some Girls (1978)
13位:The Ramones – The Ramones (1976)
この3コードによる傑作には、ニューヨークのゴミ箱から宝箱まで詰め込まれています。
ラモーンズは世代を越えて愛される。
11位:Blondie – Parallel Lines (1978)
セックス・シンボル、デボラ・ハリーによるニューヨークパンクバンド。
アンディー・ウォーホールによって世に出て以来、一度の解散を経て再結成。現在も活動を続けている。
デビュー当時のマドンナも、デボラ・ハリーを真似していたと言われています。
10位:Television – Marquee Moon (1977)
CBGBで伝説となったニューヨーク・パンクバンド。テレビジョンはニューヨーク・イーストビレッジの側面を曲にして、のちのポスト・パンク、ニューウェーブにも影響を与えた。
7位:Velvet Underground – The Velvet Underground and Nico (1967)
発売当時はセールス的に振るわなかったが、結果的に アンディー・ウォーホールのアートワークと、ルー・リードのギターはニューヨークの伝説となった。
5位:Patti Smith – Horses (1975)
ニューヨーク界隈のオリジナルパンクシーンで、現在も活躍するパティ・スミスのデビュー作。
3位:Beastie Boys – Paul's Boutique (1989)
いまやニューヨークの観光名所となったロウワーイーストの老舗ブティック前で撮影。
そして…
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